感恩報謝
- 天命道先案内人 手相鑑定士 『京(みさと)』
- 2018年11月20日
- 読了時間: 2分
感謝とは、「感恩報謝」を二文字に短縮した言葉です。
感恩報謝とは 「恩を感じた人に最高の礼をもって報いるという意味です。」
感謝という言葉の間に、恩に報いるという意味の漢字が入っています。つまり、本当の感謝とは、恩に報いたときに初めて成立するということです。
感恩報謝の気持ちを大切にしていき、私自身も、ありがとうとたくさん言ってもらえるような人間になりたいです。
ただ、「ありがとう」と言うだけでなく、恩返しや恩送りをすることで私たちは、世の中に貢献できるようになるのです。 自分が先輩からいただいた恩を他者や次の世代に恩送りをすることが未来を明るくするために必要なことなのだと思います。 恩とは 恩は、すでに後漢時代の許慎の『説文解字』において、「恵(めぐみ)」という意味だと解説されていた。
日本でも『日本書紀』や『古語拾遺』などでも「恩」は「めぐみ」「みうつくしみ」「みいつくしみ」などの読み方がされていた。
ところで「めぐみ」という言葉の語源は、「菜の花が芽ぐむ」などと表現する時の「芽ぐむ」という言葉を名詞の形にしたものとされている。木や草が芽ぐむのは、冬の間は眠っていた草木の生命力が春の陽気によってはぐくまれて目覚めることによる。つまり、他の者に命を与えたり命の成長を助けることが「めぐみ」を与えることであり、恩をほどこすことなのだということなのである。その逆の立場が、めぐみを受けること、恩を受けることである、と理解される。
恩というのは、狭い意味では、人からさずかる恵みを指しているが、広義には、天地あるいはこの世界全ての存在からさずかる恵みも指している。
仏教では、自分が受けている恵みに気づき、それに感謝することを重視している(後述)。キリスト教でも、神から届けられている恵みを感じることが重視されている(後述)。自分にめぐみが届いているのだと繰り返し意識することは、幸福感をもたらすことであり、様々な宗教で重視されている。
恵みを受けることは「受恩」と言うことがあり、自分がめぐみを受けていることを自覚することは「知恩」と言う。また、めぐみに報いることを「報恩」と言う。
恵みを受けているにもかかわらず、自分が受けている恵みに気付かないこと、恵みに感謝しないこと、恵みに報いようとしないことなどを「恩知らず」と言う。
Comments